Sustainable Activity

2019年12月20日(金)小泉進次郎環境相へ、
「環境特別広報大使」としての活動報告を致しました。

「環境特別広報大使」を務める柴咲コウが、2019年12月20日に東京・霞が関の同省にて、小泉進次郎環境相に活動報告を致しました。

柴咲は2018年7月に同大使に任命。
「自分に何ができるのかを考えてきました。2016年にレトロワグラースという会社を立ち上げた時も、環境意識を持ち、持続可能な社会を作ることを目標としてきましたので、会社としてできること、個人としてできること、そして歌やお芝居などの中でできることは何かということに焦点を当て、この1年間、環境特別広報大使としての活動に取り組んでまいりました。」
と小泉環境相にお伝えし、環境負荷が高いと言われているファッション業界に関する話へと進みました。

再生素材などを使用し、環境負荷を削減する取り組みをしている自身のアパレルブランド
MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」は、「ワクワクする心を無くさずに、環境への意識が高められるようなブランド作りをしようと思って立ち上げた。」と話し、「『VOGUE FASHION'S NIGHT OUT』に登壇させていただいた時も、衣食住の“衣”というのは環境負荷が高いけれど、その事実を、“ファッションを楽しみたい”という人達にどう伝えていくか、といった深いお話を、VOGUEの渡辺編集長とさせていただきました。
衣服を買うことは決してマイナスなことではないですし、今の生活の中でポジティブにコトモノを消費していくことができれば良いと思っています。」
と、“我慢を強いることではなく、如何に前向きに取り組みを続けられるかが大事”として、衣服を通じて環境のことを考えるきっかけになれば、とアピールしました。

また、小泉環境相からは“環境に良いというだけのアプローチだと、関心のある人にしか届かない。もっと環境に対して関心が低い人、関係無いと思っている人も巻き込んでいけるようにしたい”とあり、その手段のひとつとして“エンタメ”を挙げられました。

柴咲は、2018年9月に伊勢神宮、2019年4月に厳島神社にて開催された奉納公演に際して、「日本にもこんなに自然豊かな所があるのかという再認識をしていただく為にも、エンタメがそのきっかけになれば良いと思っています。」
と、自身の活動を振り返り、“今後どうして行くのが良いか、というアイディアはありますか?”という問いには、「伊勢神宮や厳島神社などもそうですが、日本の国立公園についても、もっと知ってもらうために、自分だけではなく色んなアーティストの方も集まって“ライフスタイルフェス”となるようなことができればと考えています。
食事や衣服だけではなく、“生きるってこういうことだよね”ということを実感できる空間を、音楽という“エンタメ”で盛り上げることができる新しいフェスティバルを国立公園で作りたいです。
今の時代、体験するということへの価値はより高まっていると感じます。
日本にはこんなにも素晴らしい場所があるということを、広報大使の活動を通して沢山知ることができました。
今度は私が、皆様へのきっかけ作りができる役割をしたいと思っています。」
と自身が20年以上培ってきた芸能活動を環境にも繋げたい、と意欲を語りました。

柴咲の一連の活動を通じて、小泉環境相からは、今後“サーキュラー・エコノミー(循環型社会)アンバサダー”としても色々な場所で活動していただきたい、と新たな提案をいただく一幕も。

「個人で触れることや拡散することも大切ですが、そこに環境省というものがあって、それが信頼度に繋がり広がっていく、ということが多々あります。
私は昔から自然が好きで、環境問題とも向き合ってきましたが、それは個人の思想でもあります。
ですが、こうして環境特別広報大使に任命いただき、やる気があって何か問題解決をしようとしている人だという認知がされるようになってきましたので、今後も積極的に活動を続けて行きたいと思っております。」
と、柴咲自身も同大使に対してより一層取り組む考えを示しました。